どんなマンションでも必ず、定期的に行う必要のある大規模修繕。費用が高額になるというお悩みをよく聞きます。管理組合様ではできるだけ費用を抑えながら、しっかりと修繕を行いたいとお考えになることでしょう。
この記事では、大規模修繕費用を抑えるためのアイデアをお伝えします。修繕のシーズンを控えている管理組合様はぜひ、お役立てください。
マンションの大規模修繕費用を抑えるためのポイント
マンションの大規模修繕費用が足りない!というお悩みを抱えて、この記事を読んでくださっている管理組合の方もいらっしゃるでしょう。経費のなかでも特に大きなものといえる大規模修繕費用を最小限におさえて、きちんとした修繕を行うには2つのコツがあります。
どのようなことに気を配ればいいのでしょうか。
建物の劣化状況をしっかり把握し、本当に必要な修繕を洗い出す
過去の修繕記録を参考に現状をふまえて、本当に必要な修繕は何かを見極めることは、マンションの大規模修繕費用を抑える大事なポイントのひとつです。
同じ系列のマンションがあれば、資料等も参考にしましょう。管理組合内で時間をかけてしっかり話し合うことで、必要な修繕箇所が見えてきます。
住民の方々にアンケートを取るなどして、多くの意見を集めるのも一策です。
複数の大規模修繕業者から見積りを取り、価格や内容を比較する
マンション大規模修繕の費用を抑えるために、複数社から相見積りを取りましょう。3、4社から見積りが取れれば現在の、個々のマンションに見合った修繕費用相場が見えてきます。
各社が提示する価格や工事内容を比較し、最適な提案を選んでください。
複数の見積りを比較することで、適正な価格で高品質な工事を依頼できる業者が見つかるでしょう。
比較する際には価格だけでなく工事の内容や期間、アフターサービスなども考慮することも忘れないようにしてください。
見積りの取り方については以下の記事でさらに詳しくご紹介しています。
同じ内容の工事でも、業者によって価格は大きく異なる
大規模修繕費用の見積りを複数取ると、大きく異なる見積金額が算出されることでしょう。
運営コストや工事手法、使用する材料の違いなどが影響し、見積価格に開きが出るからです。
どのように修繕を行い、いくらくらいの費用をかけるかということをよく知るためにも、複数社から見積りを取りましょう。
価格だけでなく、工事の品質や信頼性も大事にしてください。住民の皆さんの満足を十分に得られるよう、見極めをしっかり行いましょう。
マンション大規模修繕業者の選び方
複数社から見積りをとり、はっきり「ここ!」と決められればよいのですが、そうでないこともよくあります。
どの見積内容にも納得がいかなければ、他社をあたってみましょう。
一方で、それぞれに魅力があり、どこに絞ればいいか分からないこともあるかと思います。そんなときは、どのようにして一社を選べばいいのでしょうか。
工事プランの提案に柔軟さがあるか
マンション大規模修繕業者の選定で重要なポイントのひとつに、工事プランの提案に柔軟さがあるかどうかが挙げられます。
予算や、マンションの状態に応じた最適なプランを提供できる業者なら、マンション側の希望を聞いて費用をおさえつつ、必要としている修繕を確実に行えるでしょう。
複数の選択肢を提案し、ニーズに応じてカスタマイズできる大規模修繕業者かどうかを見極めましょう。そうすることで、コストパフォーマンスの高い修繕が実現します。
費用が足りない場合の対応策を用意してくれるか
大規模修繕の費用不足に備えた対応策を提供してくれる業者を選ぶことも大事です。
例えば、安全を損なわない範囲で修繕に必要な資材や材料を節約したり、工期を早めたりするなど具体的な対応策を打ち出してくれれば安心です。
こうした対応策を事前に提案し、くわしく説明してくれるかどうかも、見極めポイントになります。
経験豊富な大規模修繕業者なら、費用不足のリスクに対しても柔軟に対応できる可能性が高いでしょう。
われわれRYU-SHINでは自社で工事を行うため中間マージン等が発生せず、ご希望にあわせたコスト削減プランのご提案が可能です。
1級建築士や1級建築施工管理技士といった大規模修繕のプロが在籍し、提案から工事、アフターサービスまでミス・ロスなく着実に対応。コストを下げても品質は下げません!
神奈川県を中心に都内、千葉、埼玉で修繕・改修工事を行っています。お気軽にお問い合わせください。
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メールでのお問合せは24時間受付中
マンションの大規模修繕費用がどうしても足りないときの対策
「マンションの大規模修繕費用が足りない!」とあれこれ策を講じても、どうしても調達が難しいことがあります。
ない袖はふれません。どうしても足りない時はそれでは、どうすればいいのでしょうか。
住民からの追加徴収
不足している大規模修繕費用を補おうとするとき、手っ取り早い方法のひとつに、住民の皆さんへの追加徴収があります。
追加徴収にあたっては、まず管理組合で議論を行ったうえで、全住民に対してていねいに説明することが大切です。可能な限り平等に、納得のいく形で徴収することも重要なポイントです。
透明性を確保し、追加費用の詳細とそれらの重要性を明示することで、住民の理解・協力を得やすくなります。
追加徴収は、ほかに打つ手がないときの解決策です。あらかじめ将来的な修繕に備えて、定期的な積立金の見直しや増額を検討できると安心でしょう。
金融機関からの借り入れ
もう一つの対策として、金融機関からの借り入れが挙げられます。
多くの金融機関では、マンションの管理組合が修繕費用をカバーするためのローンを用意しています。
借り入れには金利や返済期間などの条件を慎重に比較検討する必要がありますが、住民への追加負担を一度に大きくすることなく、修繕を迅速に進められるのは利点といえるでしょう。
ただし、将来的な返済計画をしっかりと立て、住民に対して十分な説明と合意を得る必要があります。
マンションの大規模修繕費用を抑える一方で心づもりしたい「予備費」
マンションの大規模修繕を進める際、予期しない事態や追加工事が発生することは少なくありません。
こうした状況に備えるために、ある程度の予備費をあらかじめ計上して工事をスタートすることが通常です。
予備費をあらかじめ設定しておくことで、突発的な費用増加にも柔軟に対応でき、計画の遅延や追加徴収を防ぎやすくなります。
予備費のかかりすぎを防ぐためにも、信頼できる業者へ依頼を
予備費を増やさないという観点からもやはり、信頼できる業者への依頼は不可欠です。大規模修繕業者を選ぶときは過去の実績や評判、施工後のフォロー体制などを十分に確認しましょう。
複数の業者から見積りを取り比較することで適正な価格を見極め、信頼性の高い業者に依頼することで、予想外の追加費用が発生するリスクを最小限におさえられます。
なお、マンションの大規模修繕で、予定していなかった費用が発生しやすい原因や対策については下記の記事にくわしくまとめています。
正確な見積りを出すためにドローンを活用し、工事コストを削減
近年、マンションの大規模修繕にはドローンによる診断が導入され始めています。
本来、人手によるものだった診断をドローンが行うことによって、正確さや迅速さが高まり、その分のコストもおさえられます。
私どもRYU-SHINでは、いち早くドローン診断を導入しました。人間では見落としがちになる微細な不具合や劣化を短時間で洗い出せると好評です。
マンションの大規模修繕時のドローン診断については、弊社サイト内「ドローン診断」ページをご覧ください。
適切な計画で、マンション大規模修繕費用をおさえよう
マンションの大規模修繕は住民の皆さんの生活環境を守り、資産価値を維持するために欠かせないものです。
実施にあたっては事前に十分な計画を立て、安心して工事を進めましょう。修繕費用が不足したり、予備費がかかりすぎることも事前に把握しつつ、できるだけこうした費用がかからないようにしたいところです。
長期的な視点でのマンションの維持管理のために、RYU-SHINの大規模修繕工事をぜひ、お役立てください。
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